勉強

二回試験を間近に控え、「勉強しなさい!」と言われる今日この頃。勉強というものについて、つい考えてしまいます。

何のために勉強するのか。こう子どもから聞かれたとき、残念ながら、先輩である我々大人たちは、心のどこかで「試験に受かるためだよ」と考えてしまうのではないかと思います。
しかし、そうではないはずです。勉強=受験勉強、ではありません。

社会に出て生きていく基礎体力をつけるために、勉強をするのです。

それは、こういうことです。
スポーツを見ないくせに野球を持ち出すのは恐縮ですが、野球をするためにランニングをするようなものです。
つまり、人が社会に出て、他の人たちと協力しあっていろいろな問題を解決していくにあたり必要となる技術や知識や考え方などを身に付けることが、勉強なのです。

弁護士でなくても、日常を過ごす中で、全然思いもかけない出来事に出会うことがあります。そのときに頭や体がどう動くかが、日頃の勉強にかかってくるのだと思っています。その意味で、勉強は子どもだけがするものでもないのです。

ところで、私は人生の大半を「勉強」をして過ごしてきました。しかし、私のしてきた「勉強」が、社会に出る基礎体力をつけるのに十分だったかは疑問です。
小中学校や高校では、「こんな知識、どうせ大人になってからは使わないんだから、真面目に理解する必要なんてない、暗記で十分」という態度で勉強に臨んでいました。

たしかに、「だから」より前の文は今でもその通りだと思います。
しかし、後の文については考えが変わりました。
つまり、私が小中学校や高校で行うべきだったのは、知識を叩き込むことではなく、知らない公式や用語などの新しい情報を理解することでもなく、それらを理解しようとする力を育てることではなかったか、と今では思うのです。それこそが、若い年代のうちにこそするべき勉強だったと思うのです。

知らない法律を読み、初めて見る事件について考えるようになった今、つくづく反省します。

とはいえ、今の私も含め、受験生には時間がありません。一定期間内に正確かつ詳細な知識を身に付けろと言われれば、丸暗記に頼るしかないのかもしれません。
しかし、それが本来の勉強のあり方ではないはずだ、ということを繰り返し言いたいですし、自分自身にも言い聞かせておきたいのです。

と、思春期のような悩みを抱えてはいますが、人生最後(であってほしい)の試験、悔いのないように受けきりたいと思います

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