ご挨拶回りの季節です。

  お正月も終わり、2016という数字にも慣れてきた今日この頃、多摩パブでは今年もご挨拶回りの季節がやってきました。
  「ご挨拶回り」は、多摩パブで毎年この時期に行っている活動です。弁護士、事務局含め所員みんなで手分けをして、多摩地区30市町村すべてにご挨拶に伺います。市役所の広報課や高齢者支援課、社会福祉協議会、地域包括センター、消費生活センターなどなど、市民の方々とかかわりのあるあちこちをまわります。自治体によっては、広い市内に各所が散らばっていることもあり、ときには1日かかりでまわります。
  その間、弁護士も事務局も事務所を留守にしてしますので、なかなか大変な活動なのですが、なぜこんなことをはじめたのでしょうか。
  当事務所は、いわゆる公設事務所です。ざっくりご説明すると、一般の弁護士ではなかなか手が回らないところ、でも弁護士の力が必要なところを担う弁護士が必要だ、ということで、弁護士会が設立した事務所になります。わかりやすいところでいえば、過疎地域、弁護士がひとりもいないところに弁護士を送る法テラスやひまわりといった制度があります。
  東京は弁護士が増えすぎて余っているんじゃないの?という指摘があるかもしれません。たしかに東京など都市部は弁護士がだいぶ増えていますが、それでも多摩地域には弁護士のいない自治体がまだまだあります。また、事件の分野に目を向けると、たくさん弁護士がいてもなかなか手がまわらない分野、たとえばお金のない方の事件や、精神疾患等抱えていて対応が大変な方の事件、外国人の方などなど、弁護士が必要なのに弁護士が使えない、という方が多いのが実情です。多摩パブはそうした事件に積極的に取り組むための都市型公設事務所なのです。
  そうした弁護士の力を使えない方々は、弁護士のところに自力でたどり着けないことが多いです。となると、私たちは自分たちからそういう方のところに出向こう!ということになりました。
  そうはいっても、弁護士の力だけでは困っている方を見つけるのは困難です。現場に近いところ、困った市民が駆けつけるところは自治体ではないか、弁護士が自治体と顔の見える関係を作り、困っている方がいらっしゃればつないでいただけるようにしたらよいのではないか、そうして始まったのがご挨拶回りです。
  いざご挨拶回りをしてみると、市民の方々どころか、自治体の職員の方にとっても弁護士は敷居が高い、弁護士って一体何をしてくれるのかよくわからないと思われてしまっている、ということがわかりました。弁護士も使っていただかないとなんの意味もありません。まずは、職員の方々と顔の見える関係、気軽にご相談いただける関係を築くところから始まります。
  ご挨拶回りも今年で9回目になります。当初は何の営業だろうとお話しを聞いていただくのも苦労したこともありましたが、現在では日常的に電話やメールでやりとりのできる職員の方も増えてきました。
  職員の方とのやりとりの中で、さまざまな新しい取り組みも始めてきました。自治体と共催する相談会、夜間相談会、他の専門家の方とワンストップで相談をお受けする多士業相談会、団地での相談会、市民の相談を受けた職員の方が気軽に電話で弁護士の法的アドバイスを受ける制度、市民の権利擁護に関する会議に弁護士がいちメンバーとして出席すること、職員や市民向けの講演会などなど。
  案件によっては、職員の方々と協力しながら進めることもあります。
  多摩パブのマークをご存じでしょうか。自転車をモチーフにしています。前に秋野弁護士がブログに自転車について書いていましたが(http://tamapb.blog.fc2.com/blog-category-16.html)、当事務所の所員は自転車であちこち走り回っているため自転車をマークに採用しました。
多摩パブリックロゴ

  多摩パブはこれからも地域密着の事務所となるべく、多摩地区のあちこちを走り回りたいと思います。
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多摩パブリック法律事務所

Author:多摩パブリック法律事務所
多摩パブリック法律事務所は、多摩地域の法的ニーズに積極的に応えるため、東京弁護士会の全面的バックアップにより設立された公設事務所です!

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