「葛西臨海公園」が好き

 昨年2月、緊急事態宣言に先立って、全国一斉の休校要請がなされ、私の息子が通う小学校が早々と3学期中の休校を決定しました。その結果、共働きの我が家では、1日中子供が一人で家にいるという日々が続きました。
 息子の小学校は給食ではなく、お弁当なので、毎朝お弁当を作るということがなくなった代わりに、朝ごはんと昼ご飯を作って出勤していました。お弁当の場合、調理したものをお弁当箱に入るサイズに納めないといけないとか、お友達と一緒に食べるだろうから多少なりとも見栄えを気にしたりということがありましたが、家で一人で食べるので、お皿からこぼれなければいい、見た目が今一つでも子供が食べてくれればいいので、気持ちが少しだけ楽ではありました。

 私に仕事がない休日には、どこか感染リスクが低いところに連れて行って一緒に遊ぼうとしていましたが、もしもの事も考えると私も子供も気が進まず、いきおい、家の中で過ごす時間が増えてしまいます。
 しかし、まだ1回目の緊急事態宣言が出る前のある日、久々に、葛西臨海公園に行ってきました。都立の公園なので、入場は無料(水族園と観覧車は有料)ですし、とにかく広大で、西なぎさは平らな原っぱが広がっているだけなので、色々な遊具やアトラクションがない分、子供と凧揚げとかキャッチボールをするのにはむしろ最適なのです。対岸のアトラクション満載の施設よりもずっと私は好きです。

 もっとも、いちばん私が葛西臨海公園に惹かれているのが、大道芸が見られる点です。東京都公認の「ヘブンアーティスト」(大道芸人)の方が、休日ごとにいろいろなパフォーマンスを見せてくれます。もちろん予約不要ですし、歩道に座って見る気軽さがよいのです。気軽に見ることができると言っても、芸は一級品と感じます。

 私がその中でも好きなのは、ジャグリングとバランス芸を見せてくれる「SOBUKI」(ソブキ)さんです。ふんだんに笑いを織り交ぜながら、思わず「おーすごい!」と驚いてしまうパフォーマンスが魅力です。「SOBUKI」さんの大道芸は、1回1時間弱ですが充実しているので、目が離せません。もう、30回ほど見ていますが飽きません。この時も、最前列の特等席で(地面に体育座りして)息子と2人で楽しみました。

 その後、2021年5月現在までに、緊急事態宣言が3回発令され、感染拡大が収束仕切らないまま今日に至っています。葛西臨海公園は開いているものの(そもそも物理的に閉鎖できない)、併設された臨海水族園は長らく閉鎖しており、観覧車は巨大なオブジェであるかのように微動だにせず佇んだままです。そして、ヘブンアーティストの活動は休止されたままです。Twitterを見ると、SOBUKIさんはパフォーマンスができず、忸怩たる思いの中お過ごしのようです。 いつかまた、葛西臨海公園で、SOBUKIさんのパフォーマンスが見られますように!

 コロナに翻弄された1年、様々なものが動きを止めてしまった中、息子は1年分成長し、中学生になりました。また、お弁当を作る毎日が始まっています。遠くの中学校に通うようになったので、お父さんの朝は一段と早くなりました。
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