「温泉シリーズ」第2弾


新型コロナウイルス感染拡大の終息が見えてこない中、温泉好きにとっては充たされない日々が続いています。
せめて、温泉の夢を見たくて、これまでに浸かった中で、もう一度行きたい温泉を数え上げていたら、最初に思い浮かんだのが山梨市の「ほったらかし温泉」でした。

この温泉、1999年開業の温泉で、あまり宣伝もしなかったのですが、口コミで広く知られるようになりました。
富士山を遠望し甲府盆地を見下ろす山の中腹にある温泉は、以前から「露天風呂から日の出が見られる」と言われていて、一度は行ってみたいと思っていたところ、8年前の11月の連休に石和温泉に事務所旅行した時、その機会に恵まれました。

1日目の夜、「明日の朝4時半に出発して温泉に行く」と宣言して、朝、玄関に出てみたら、物好きが7人顔を揃えていました。
車2台に分乗して約20分、笛吹川フルーツパークの中を通り過ぎ、山道を上っていくと、目の前にだだっ広い駐車場が広がっていました。
受付の前には、もう、50人余りの行列ができています。前にいる人は「日の出を見たくて午前3時にバイクで東京を出てきた」と言っていました。

この温泉、泉質の異なる「あっちの湯」と「こっちの湯」の2つの温泉があり、2003年に開場した「あっちの湯」の営業時間は「日の出1時間前から夜10時まで」で、「こっちの湯」は朝10時から開きます。
受付を通って建物の中に入るまでに30分以上待ちました。11月の山の夜明け前は、とにかく寒い。

「あっちの湯」の洗い場で、冷え切った体に掛け湯をし、外に出て、暗い中に目を凝らして見ると露天風呂には、黒い塊がいくつもうずくまっています。
露天風呂は、二段に分かれていて、上の木の風呂は熱めで、下の浅い岩風呂は温く、横になって体をお湯に浸けていないと寒い位です。木の風呂の方で「まだ日が出ないかなあ」と呟やく声を聞いて湯気の向こうを見ると、黒い塊は、風呂に浸かっている裸の男たちでした。
岩風呂に寝転んでいると、体が温まって汗が噴き出してきました。そのうちに、雲の間から日の光が見えてきました。
裸の男たちは、揃って朝日の方を向いてボーっとしています。何も纏っていないと、みんな可愛いものです。

「置いてくぞー」と言われて慌てて風呂から上がり、建物から出ると、朝ご飯を提供する外の食堂に20人以上の人が並んでいました。
メニューは、卵かけご飯・納豆とみそ汁だけで、1人前500円。
惹かれるものがありましたが、ホテルの朝食が待っているからと、腕を引っ張られて、その場を後にしました。
この次は、もう少し温かい季節に、平日を狙って行こうと思います。何も考えずに、朝日の方を向いて固まっているのもいいものです。
因みに、日の出を見られるのは「あっちの湯」ですが、「こっちの湯」も絶景に変わりはないそうです。特に夜景は。
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