プラスとマイナス

私が、大学生のときに、ゼミの教授に言われて、印象に残ったことばがあります。

教授と話をしていたときに、弁護士になりたいと伝えると、弁護士の仕事は、マイナスな人をフラットにできてもプラスにはできない、それでもいいならと言われました。

たしかに、問題が解決しても、特にプラスになるわけではないだろうなあと思いました。でも、それで十分だと感じたので弁護士になりました。

その後、仕事をしていくなかで感じるのは、問題が解決するとフラットな状態というよりも、表情も服装も変わってしまって、別人にように元気になる人もいるということです。

どのような人生を歩んでいくかは、その人次第です。ただ、抱えている問題が解決されることは、大学生のときに感じていたことよりも大きな意味がありました。

自分自身を振り返ってみても、悩みがあるときは、積極的に行動できないですし、よい発想もわきません。

一方で、弁護士は、人生をプラスするような活動に貢献できるとも感じています。

やってみたいことをするときには、うまくいかなったらどうしようと感じます。うまくいかなったら困ると思って、挑戦をやめることもあります。

でも、うまくいかなかった場合にはこの可能性はあるけれど、それ以上は悪くならないと知っておけば、安心できますし、必要ない心配はしなくてすみます。専門外のことは、必要以上に不安になります。聞いて解決できることは聞いてしまえばいいと思います。

悩まなくていいものは、悩まず、もっと、プラスに、クリエイティブになるようなことに時間をかけていけば、人生も幸せになるだろうなと感じます。楽しいときにも弁護士が活躍できる場が多くなるといいなと考えています。

追伸 小さい頃の文集を見ていたら、きらいなことは、「なやむこと」と書いてありました。大人になって、悩みを扱う仕事についているのは、人生がどこにいくかは分からなくて、良いなと思いました。
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