新たな発見

現在、子どもの人権という分野に深い関心を寄せている私ですが、実は、私、子どものことは苦手でした。
「子ども」と言っても年齢は一般的に0歳から19歳までと幅広いですが、乳児については、どう対応すればいいのか分からないし、何か気恥ずかしいという意味で苦手でした。
幼児とか小学校低学年の子どもについては、予測不可能な行動をとるので、苦手でした。
思春期に入った子たちについても、一部の「大人」を小馬鹿にしていた自分の経験からして(我ながら嫌なやつでした。)、近づき難い存在でした。

そんな「子ども」のことを苦手な私でしたが、自分が子どもを持つという実体験を経てから、「子ども」に対する姿勢が変わってきました。
今でも子どもを苦手と思っていた理由を克服できたわけでは全くないのですが、その苦手意識以上に、子どもに対する「好奇心」が湧いてきました。

なぜそのような行動をとるのだろう?
なぜそのような心境に至るのだろう?
という興味、
小さな子どもは何を考えているのだろう?
小さな子ども同士ではどのような会話をするのだろう?
などの興味は尽きません。

例えば、当事務所の某イクメン弁護士のお子さん(4歳)を預かり、我が子(4歳)と遊んでもらったときのことです。
かつてフェラーリを乗り回していた車大好きの某イクメン弁護士のお子さんと「カーズ」(自動車を擬人化したディズニーアニメ)を見ていると、某イクメン弁護士のお子さんは、「ボウソウシャが来るよ。」と興奮気味に言いました。「ボウソウシャ(暴走車)」という響に「怖いね。」と応える私に、そのキラキラと光る「ボウソウシャ」のことを、彼は「きれいだねー。」と表現しました。
幼いながら興味のあることを実に素直に偏見なく表現することに、私は、思わず、「なるほどねぇ。」とつぶやきました。
この私のつぶやきを聞き逃さなかった我が娘は、「『なるほどねぇ』じゃないでしょ!」と、母が自分以外の子に興味津々な態度をとることに不快感のようなものを示しました。
4歳ながら、それぞれの立場からそれぞれの思いがあるのだなぁとつくづく興味深い瞬間でした。

 得たいが知れないがために苦手だった子どもが、それぞれに意思を持った「小さな人」なのだということに気付いたことは私の中では大きな発見でした。
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