岡山

 昨年10月、「精神障害のある人の尊厳の確立をめざして~地域生活の実現と弁護士の役割~」と題する日弁連人権擁護大会第1分科会に参加すべく、岡山に行ってまいりました。
 折角の岡山行きなので、その分科会開催前日13日に岡山入りして、弁護士法人による法人後見の先駆者である岡山パブリック法律事務所南支所の西尾史恵先生を表敬訪問し、法人後見のノウハウや留意点など、貴重なご助言を賜りました(西尾先生、ありがとうございます!)。
 翌日14日、分科会に参加すべく、会場(岡山ハーモニーホール)に赴き、12時30分から18時まで、上記の分科会に参加しました。ここでは、精神障害者に対する精神科病院への強制入院の現状報告(当事者の数々の苦痛の叫びが報告されていました。)、その問題点、諸外国の状況の紹介、当事者、医療、福祉の専門家を交えたパネルディスカッションが行われ、最後に、強制入院廃止の実現を目指すべく、「精神障害のある人の尊厳の確立を求める決議」案が表明されました(同決議は、翌日の人権擁護大会全体会で、満場一致で可決されました。)。
 我が国は、諸外国と比べて強制入院患者が多く、また、医療の必要性が乏しいのに長期間にわたって入院したままのいわゆる社会的入院の方が多くいるということです。さらに、精神科病院への強制入院は、精神保健福祉法を根拠としていますが、措置入院は指定医の診断のみで、医療保護入院は指定医の診断+他人(家族等)の同意で、本人の意思に反しても入院させ、自由を剥奪することができてしまい、誤診であっても容易に人の自由を奪うことにもなりかねないもので、その数は、刑事訴訟法という厳格な手続法に則って行う刑事判決によって拘禁刑に服する人達よりも多いということです。このことは国際的にも強く批判されており、これは本当に何とかしないといけないと強く思いました。
 今後、日弁連では、上記の決議を実現すべく、強制入院廃止実現本部を設置して活動していくということであり、是非とも、みなさんにもご理解とご協力を頂きたいと思います。
 そして、翌日に人権擁護大会の全体会があったのですが、所用のため、14日の夜に岡山を後にしました。が、その帰京の仕方がちょっとマニアックなのですが(実は、私、鉄ちゃんでもありまして)、今や定期運行している唯一の夜行列車である「寝台特急サンライズ」に乗車して帰りました。しかも、この列車で一番上等なA寝台シングルデラックスのチケットをゲットできまして、流れゆく夜の車窓を眺めつつ帰京しました。
 私の文だけではちょっと面白くないでしょうから、初日に撮った、岡山城(改装工事中で見学できず(T-T))と後楽園と旭川が写っているものと、帰路乗車した「寝台特急サンライズ」のA寝台シングルデラックスのお部屋の一部を掲載します。


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