オーダーメイドの解決を


 私は、2019年1月に入所してから2年が経ち、この12月末をもちまして、多摩パブリック法律事務所を退所することとなりました。
 退所ご挨拶を執筆するにあたって、私が入所当初に作成した弊所HPの私の紹介欄を見返してみました。なんとも堅苦しく、青臭さの漂う文章です。ですが、2年経っても私の考えは変わっていません。相談者の目の前に立ちはだかる法的な問題、それよって引き起こされる精神的なご不安に対しても目を背けることなく、寄り添い続けること。弁護士の力だけでは解決できない問題については、関係各所の協力を仰ぎ、依頼者のフルサポートを目指すこと。「人のためになる、人々の平穏な生活・自律を支援する」という弁護士を目指したときの初心を忘れずに、オーダーメイドの解決を目指すこと。
私は、この2年間、これらの信条を胸に仕事に取り組んで参りました。もちろん、その過程では、気持ちばかりが先立って力が伴わず、お叱りを受けることもありました。自分の能力が目指す水準に届いていないことにもどかしさを感じ、思い悩むこともありました。しかし、それでも初心と青臭さを忘れずに泥臭く続けてきたことで、少しずつではありますが依頼者の望む事件解決ができるようになってきたと思います。今後は、依頼者ごとのオーダーメイド解決に、「私らしさ」というスパイスをトッピングして、私にしかできない仕事を目指して参ります。
 今後は、三鷹駅近くにある東京さくら法律事務所で活動して参ります。多摩パブとも協力関係を維持しながら、多摩地域の皆様のお困り事を解決できるよう、引き続き精進して参る所存です。
最後になりますが、この2年間、多大なるご支援をいただきました多摩地域の皆様に厚く御礼を申し上げます。今後とも多摩パブリック法律事務所へ変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。

〒181−0013
東京都三鷹市下連雀3−26−9サンシロービル6F−C
東京さくら法律事務所
電話:0422−26−8951
HP:http://www.tokyo-sakura-law.jp

新型コロナウイルスに関する相談窓口等の情報

 新型コロナウイルスは、緊急事態宣言が解除された現在においても、日本のみならず世界各地で猛威を振るっています。
 弊所も一時期事務所自体を閉鎖せざるを得ない状況に陥りました。
 また、再開後にあっても、自粛期間中に生活に困窮してしまった方々からのご相談を数多くいただき、新型コロナの影響を日々肌に感じております。

 さて、新型コロナに関する相談窓口等の情報は、流行初期に比べてかなり充実してきております。しかし、その情報が、実際にはそれを必要としている方になかなか行き届いていないのではないか、という懸念もあります。
 そこで、今回は、新型コロナに関する相談窓口等の情報をお届けしたいと思います。

 まず、企業向け情報ですが、東京弁護士会中小企業法律支援センターでは、新型コロナウイルス対策のための中小企業・小規模事業者向けのQ&Aと各種有益情報に関するリンク集を東京弁護士会のホームページ(https://www.toben.or.jp/news/2020/06/post-556.html)にて公開しています。
中小企業の資金繰りや労働問題についてQ&Aで詳細かつわかりやすく紹介しています。

 次に、日本弁護士連合会では、全国共通の相談ダイヤルや政府各省庁の新型コロナ関連情報のリンク集を一覧性がある形でホームページに掲載しています(https://www.nichibenren.or.jp/news/year/2020/topic2.html)
様々な情報が1つのページに集約されているので、情報収集の出発点として有用かと思います。

最後に、静岡弁護士会所属の永野海弁護士の「法律と防災のページ」というホームページ(http://naganokai.com/c-card/)では、「新型コロナ対策支援カード」を公開しています。
個人向け、事業者向けがあり、新型コロナに関する相談窓口が1枚で、かつ、一覧性のある形ですぐに検索できる優れもののカードです。更に外国籍の方向けに多言語に翻訳された物も公開されています。

 もちろん多摩地域には、その地域独特の新型コロナの影響・課題もあるかもしれません。
弊所では、そういった多摩地域の方々のお悩み・ご相談に親身にご対応いたします。
何かございましたらお気軽にご相談ください。

御嶽山噴火から1年~追悼 Yさんへ

 御嶽山が突然噴火して、1年が経とうとしています。噴火により、多数の方が亡くなれられましたが、その中に、当事務所と縁のある方がいらっしゃいました。ニュースでその報に接し、書いたものが下記のブログです。
 ただ、噴火直後の時期でもあり、ご遺族、関係者の方のご心情に鑑み、当時は掲載を控えさせて頂きました。
 改めて、噴火から1年が経過することを踏まえ、感謝の思いを込めて、ここに掲載させて頂くこととしました。
(なお、プライバシー保護の観点より、お名前をイニシャルのみと致しました。)

「追悼 Yさんへ」

9月27日、皆さんご存じの通り、御嶽山で大きな火山噴火がありました。噴火のため、多数の方が死傷されたとのことで、お見舞いを申し上げたいと思います。

実は、亡くなられた方の中に、当事務所とも関係の深い方がいらっしゃいました。
自治体市職員であった、Yさんです。

当事務所は、公設事務所という性格から、消費者問題にも積極的に取り組んでおり、その一貫として、自治体の消費生活相談室・センターとの連携を行っています。その取り組みの一例として、消費生活相談室・センターの相談員向けの研修会や事例検討会、相談員からの問合せに直接アドバイスを行うといった内容の事業を、自治体向けに提供しています。

Yさんの勤務していた市もその自治体のひとつで、Yさんには市側の担当職員として、市の消費生活相談室と当事務所との連絡など、その窓口を担って頂いていました。
研修会の手配とその準備、研修会当日の司会進行や無料相談会の広報への協力など、たくさんのことでお世話になりました。いつも一生懸命に仕事に取り組んでおられ、その真摯な仕事ぶりには頭が下がる思いでした。

私自身も、その市の研修講師を担当しており、研修会の際などにお話しをさせていただく機会が多くありました。今でも、研修会の時に、とても優しい笑顔でテキパキと司会進行していたYさんの姿が、思い出されます。

「Yさん、お世話になり、本当にありがとうございました。」

Yさんが取り組まれた消費者問題の解決のため、引き続き、市の消費相談室の方々を始め皆さんと協力して取り組み、その遺志を継ぎたいと思います。

ここに追悼の意味を込めて、このブログを捧げ、改めてご冥福をお祈りいたします。

安らかに・・・。合掌。

退所のご挨拶

7月末をもって、多摩パブリック法律事務所を退所いたしました。
これまで、多くの皆様に支えていただきました。ご支援、ご指導いただいた全ての皆様に御礼申し上げます。本当に、ありがとうございました!
 
思えば、多摩パブに在籍していた約2年半は、短いようで、結婚・双子妊娠・出産と私生活での変化が激しく、人生の激動期とも言える時期でした。
入所当時は日野市に居住していたのが、図らずも、結婚、出産という人生の節目ごとに、日野市→台東区→葛飾区と、どんどん東へと移り住み、多摩地域が遠くなってしまいました…
私自身にとっても、想定外のことが多く、自分が把握している以上に、あちらこちらにご迷惑をお掛けしていることは想像に難くありません…
ご指導、ご鞭撻いただいた皆様に感謝申し上げると共に、この場を借りて、お詫び申し上げます。
双子が生まれた後は、まさに双子中心の生活で、生活に追われている感がありますが、双子は想像以上に面白く、毎日が新発見の連続です。
双子について書き始めると筆が止まらなくなりそうなので、最近の写真をお披露目して、ご報告に代えることといたします。

150810①

150810②

さて、私自身は、8月から、法テラス埼玉法律事務所で執務いたします。
お世話になった多摩地域を離れ、新たな地で仕事をすることに不安がない訳ではありませんが、埼玉県は多摩地域とも隣接していますし、皆様と再会する機会もあるように思います。
再びお目にかかった際も、どうぞご指導ご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

競技会に出場してみました。

 馬術の競技会に参加してみた。
学生時代、体育会の馬術部に所属し、馬と共に4年間を過ごした。
卒業後、司法浪人当初は、後輩を教えに行ったりもしていた。
しかし、その後足が遠のき、特に弁護士の仕事を始めてからは年に1,2回、
行事で馬術部の馬場に顔を出したときに少し馬に跨がる程度で、
ここ10数年まともに馬に乗っていなかった。
 たまたま、乗馬インストラクターの友人(他大学ではあるが、馬術部同期の仲間)から、
ちょっと出てみないかと誘われ、本当に久しぶりに競技会に出てみたのである。

 出場したのは、ジムカーナ競技。低い障害を越えたり、
旗門の間を通過するなどしてタイムを競うもので、
簡単に言えば、運動会の障害物競走に近いイメージの競技である。
久しぶりということもあり、また、年齢を考えて、
障害飛越競技(高いバーの障害を飛び越える競技)ではなく、初心者向けの競技にした。

 本当は、競技会に備えて事前練習をしたかったのだが、結局は仕事に追われ、
1回も練習で馬に乗る機会がないまま、当日を迎えてしまった。
 競技会当日、競技前の準備運動で初めてその馬に乗った。
競技の時にだけ乗る、いわゆる「テン乗り」で出場するハメになった。
幸い、おとなしい素直な馬で、あまり苦労しないで済んだ。

 落馬せずに、無事にゴールを切ったが、
自分の考えていたイメージよりも実際のタイムが10秒ほど遅かった。
自分では、あわよくば優勝も・・・、などと目論んでいたが、遠く及ばず・・・。
まさに、頭で考えていることに、思い通りに体が付いていかない状態であった。

 また、馬に乗っていた時間は短時間ではあったが、翌日以降、筋肉痛に見舞われた。
少しは運動をしないといけないとつくづく感じた。
 時間を見つけて、馬に乗りに行こうかな・・・。
                                  【以上 2013年5月 記】


 またまた、馬術の競技会に出てみた。
一年ぶりである。
出場に至る経緯も出場種目も昨年と同様。
ただ、昨年の反省を踏まえて、仕事の合間を縫って何とか時間を作り、
事前に2度ほど練習に行った。
目標も、優勝とまでは言わず、目指せ表彰台!にして臨んだ。

 結果は、、、、、あと二歩届かず5位・・・・。
基本的には乗り馬に恵まれた結果である。
乗り手の指示に対する反応も良く、とても乗りやすい馬だった。
しかし、練習したとはいえ、まだまだ自分のイメージに比べてタイムは5秒ほど遅かった。
イメージ通りなら表彰台を確保できたかも・・・。

 2回とは言え少しでも練習をしたことで多少は昔の感覚は戻ったかもしれないが
継続して乗っていないと簡単には人馬一体とはいかないものです。
やっぱり、何事も日ごろの努力が大切です。
時間を見つけて馬に乗りに行きたいな・・・。
                                  【以上 2014年5月 追記】
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Author:多摩パブリック法律事務所
多摩パブリック法律事務所は、多摩地域の法的ニーズに積極的に応えるため、東京弁護士会の全面的バックアップにより設立された公設事務所です!

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