祝日法(10連休)

皆様は先日の10連休をいかが過ごされましたでしょうか。
私は半分くらいは仕事をしていた気もしますが・・・。

さて、なぜ10連休になるのかを確認したところ、「祝日法」というものがあるのでした。

「国民の祝日に関する法律」
http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=323AC1000000178
この機会に一度読んでみてはいかがでしょうか(そんなに長い法律ではありません。)。

ポイントは
第3条第3項
「その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。」

ここですね。

この規定により、
昭和の日(4月29日)と即位の日(5月1日)に挟まれた4月30日と、
即位の日(5月1日)と憲法記念日(5月3日)に挟まれた5月2日が、
休日となり、10連休となったわけです。
オセロの原理です。

このような連休が次にいつ来るのかはわかりませんが、連休に限らず、仕事と休養のメリハリは大切だと思います。私自身もこれをいい機会に、適切な休養を心がけたいと思いますーーーが、なかなかそうもいかないところがつらいところですが。

勉強

多摩パブの弁護士は日々多摩地域を駆け回っており、なかなかゆっくり事務所にいられる時間がありません。
事務所にいるわずかな(?)時間も、打合せや書類作成等に追われています。

忙しくさせていただいていることはありがたいことですが、そのような日々を漫然と過ごしていると、新たな知識を入れたり、自分の幅を広げるための勉強が、どうしてもおろそかになっていきます。

それではまずいと思って私自身が意識していることの一つをご紹介します。
それは、行った先々の古本屋めぐりです。

古本屋に行くと、普段目にしないような様々な分野の本を見つけることができます。
しかも、こんな有名な/新しい本がこんな値段で!みたいなこともあったり。。
多摩地域には、行った先々に、たくさんの古本屋があります。
個人のお店から大規模チェーン店まで。
その古本屋に短時間でも立ち寄り、法律に限らない書棚を眺め、ふと気になった本を手に取り、立ち読みし、購入して移動中の電車で読むことが、私の貴重なインプット・研鑽の場となっています。

このブログを書いている前日に吉祥寺の古本屋で購入したのが写真の2冊で、いずれも福祉分野の本です。
1週間前には企業マネジメントの本を購入しましたし(東村山)、その前はプロ野球スカウトの本を購入しました(立川)。
この脈絡のなさが、古本屋通いの魅力です。
自分の知見を想定外の方向に広げることができて、とても楽しく、さらにその広がりは意外と弁護士業務にも活きてくるものです。

勉強は「お勉強」と意識をせずに、工夫しながら主体的に日々取り組むもの。また、勉強の幅を自分で勝手に狭めないこと。
この二つは勉強の鉄則だと思います。
そのような実りある勉強と日々の生活を両立させる工夫として、古本屋通いは今後も続けていきたいと思っています(と、いつも本ばかり買っている自分を正当化しています)。

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8月と「ひとびとの哲学」

 暑いですね。皆様、体調を崩されていませんでしょうか。
8月は、戦争についてあらためて考える日が続きます。そしていまの時代は、憲法とは何なのか、基本的人権とは何なのか、そして幸せとは何なのか。時代的状況も含め考えなければいけない時代になっていると思います。

 さて、先月、鶴見俊輔さんが亡くなられました。今の時代的状況を鶴見さんがどのように論じるかをもう少し聞いてみたかった気がします。鶴見俊輔さんは「ひとびとの哲学」として、日常生活の中にある、「普通の人々」の中に見いだされる人間の本質に着目された方でした。
 「弁護士」という仕事と「鶴見俊輔」とには一見、つながりはなさそうです。しかし実は鶴見さんの「ひとびとの哲学」という言葉の中には、私たちが今やっている仕事と鶴見さんとの、大事な共通項が隠れているような気がしています。

 私たちは、多摩地域の生活に密着せんと日々を過ごしている弁護士です。私たちは日々の生活で「ひとびと」に、日々の生活に接し、そこに生まれる紛争に接し、またそこに生まれる「ひとびと」の表情、さまざまな感情に接しています。その集積の中にはやはり「哲学」が、人間の本質や人間にとって大事なものが見えるような気がするのです。鶴見さんが「ひとびとの哲学」という言葉で言いたかったのはこういうことかな、という風のようなものを感じる瞬間があったりします。
 大都会ではなくこの多摩地域で、しかも公設事務所で自分がこの仕事をする意味をよく考えますが、言葉を飾らない生活の中で、先に述べたような風を身体で感じやすいというところに、醍醐味があるのではないでしょうか。そして、私たち地域の弁護士は、法と社会のあり方、そして人間のあり方を考える上で、「ひとびと」から見えるその風を感じ、ときにそれを誰かに伝えていかなければいけないのでは、と思ったりもします。

 そんなちょっとわかりにくいようなややこしいような話をブツブツと考えたこの7~8月でした。
さて、夏バテしないように頑張ります。

戻りました。

2年半ほど前に退所のご挨拶をして以来の、松原です
(事務所開設以来、4年間、多摩パブに在籍しておりました。)
なんと、7月から多摩パブに復帰いたしました。

自分でも予想外のこの展開に、驚いています。

しばらく多摩パブを離れ、(復帰なんて、まさか、まったく考えずに)
外から「都市型公設事務所」の存在意義を考える機会に恵まれました。
その上で、やはり存在意義を感じるからこそ復帰するわけですから、
その経験を再び事務所運営に、
そして何よりこの地域の皆様のために活かしていきたいと思います。
弁護士を取り巻く環境も、事務所を取り巻く環境も、前とはまた少し趣を異にしています。
しかし、多摩パブ魂は変わりません。
この魂を胸に、お久しぶりの方々にはあらためてのご鞭撻を、
そして初めての方々にはこれからのご指導を、なにとぞよろしくお願いいたします。

それにしても、前の退所挨拶を読むと、なんだか恥ずかしくなりますね・・^^;
http://tamapb.blog.fc2.com/blog-entry-34.html

退所のご挨拶(松原)

2月29日、大雪の中、私の多摩パブリック法律事務所の任期が満了しました。
4年間の任期は、結構、濃厚な4年間でした‥。この間支援していただいた皆様に、
心から、心から感謝いたします。

最近は退所準備をしながら、忙しそうにバタバタとたくさんの人が行き交う事務所を
見て、4年前、まだスケルトンだったガランとした事務所物件を初めて見たとき(寒
かった‥)を、4年前はあんなだったのになあ、と思い出していました。
今やこの事務所には、たくましい後輩やたくましい事務局(←この言い方はやや怒ら
れそうですが^^;)が多数そろい、日々の業務を行っています。そのような姿を見
ながらゼロから作った事務所を去るということは、その段になると、結構込み上げて
くるものですね。夕方に所員に挨拶をしたのですが、思わずぐっと来てしまいまし
た。

4年間、自分でも、がんばったと思います。多摩パブリックは多摩地域で初の公設事
務所でした。「公設事務所」の運営というものは、やってみると、なかなか大変なこ
ともありました。それを乗り越えながら新しいものを作っていくのは、大変な作業で
した。時々は、私たちの活動の意義を説明不足により十分に理解していただけないこ
ともあり、そのようなときは正直、辛いこともありました。でも今振り返って、やっ
ぱり楽しかったと思っています。
理念のため、志のために捧げた4年間は、私の人生の財産となるかもしれません。

そしてこの4年間で、私は、自分にとって大切な幸せを得ることができました。事務
所内外を問わず、志を共有できる、大勢の新しい仲間と知り合えました。このこと
が、僕にとって、なにより幸せなことでした。

皆様、ありがとうございましたm(_ _)m
「僕は多摩パブに来て、幸せでした」

私は3月1日からは、多摩パブ設立までいた、武蔵野市の事務所に復帰します。そこ
で引き続き、多摩パブ魂を忘れずに、地域の皆様とともに、そして多摩パブとも連携
しつつ、弁護士業務を行っていきたいと思います。そんな私の生活ぶりは、引き続き
ブログでご確認下さい(^^)

多摩パブは設立4年を超え、設立メンバーからは構成も大きく変わり、これから「第
2期」に突入します。皆様におかれましては、これからも多摩パブリックへのご支援
を(あと、ちょっとだけ、私のことも^^)、よろしくお願いいたします。

最後に、この4年間を支えてくれた家族に、感謝します。


プロフィール

多摩パブリック法律事務所

Author:多摩パブリック法律事務所
多摩パブリック法律事務所は、多摩地域の法的ニーズに積極的に応えるため、東京弁護士会の全面的バックアップにより設立された公設事務所です!

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