絵手紙

昨年、生まれ育った北海道を離れて、多摩地域に引っ越してきました。
知り合いもなく、町の名前もわからず、想像を超える暑さに驚きながらも、穏やかな冬に幸せを感じ、見事な桜に感動し、初めての梅雨をむかえて、もうすぐ1年が経とうとしています。

そんな中、実家の母から絵手紙が届くようになりました。
私が北海道を離れた後に習い始めたそうです。聞いた時は、絵と母が結びつかず、「よく始めたね、大丈夫?」なんて何度も言ってしまいましたが、思っていたよりも上手で、絵手紙の中の短い一言から母の想いが伝わってくるように感じ、今では届くのが楽しみになりました。

今は遠く離れていてもメール等で気軽に連絡を取り合うことができ、私もずいぶん助けられましたが、時間をかけて届く自分宛の手紙が、ポストを開けた時に入っているのもまた違った喜びがあると感じています。

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新緑の甲府に行ってきました

 5月の半ばを過ぎた週末に、甲府へ行って参りました。桜の季節は終わっていましたが、青々とした緑が目にまぶしい、絶好の季節でした。

 多摩地域から見れば、山梨県はお隣さんという近しい立地にもかかわらず、以前遠足で山梨県立美術館に行ったことがあるだけで、甲府の町を歩くのは初めてです。
 そこで、甲府と言えば武田信玄ということで今回は武田神社に行って来ました。

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 ガイドブックによれば、武田神社は、武田信虎、信玄、勝頼の武田家三代が居住していた躑躅ケ崎館(つつじがさきやかた)の跡地に、大正8年に建てられた神社とのことです。
 鳩胸の狛犬に迎えられて鳥居をくぐると、境内には風格のある拝殿や能舞台があります。宝物殿では、武田家ゆかりの刀剣や甲冑も見学できます。

 境内は緑豊かで、静謐な空気をたたえており、これらを見学するのでも十分楽しめるのですが、実は、魅力は境内だけではありませんでした。

 私が持っていたガイドブックには全く情報が無かったので、境内だけ見て終わりにしてしまいそうになっていたところ、同行者に教えてもらって宝物殿の脇の旧大手門から神社を出ると、そこには、大手門東史跡公園がありました。館跡を発掘し、公園として整備を図っている場所とのことです。館を護っていた土塁や堀などが一部復元されており、歩いてみることができます。
 「ブラ○○○」でしたら、古地図や地形図を使って、詳しく当時の館がどのような姿をしていたのかや、今の土塁がどのような役目を果たしていたのかなどを解説してもらえるのだと思いますが、我々にはそれほどの知識はありません。しかし、土塁に登って周囲を見ると、在りし日の館の大きさを感じることができ、ほんのわずかですが歴史を生で体感できた気がします。

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 見学の後は、しっかり信玄餅をお土産に買って大満足な甲府の旅でした。

移住

昨年より、長年暮らした23区地域から
東京近隣の山間地域へ移住し、
平日は多摩パブ、土日は畑と、
都市と田舎をまたぐ生活を送っています。

過疎地域に移住してみて実感することは、
やはり若い方が少なく、
私の住む地域もこのまま10年も経てば、
コミュニティとして成り立つことができるのだろうか
という懸念があり、
若い担い手がいないことによる、
空き家や耕作放棄の田畑、
手入れをされない山林、荒れた山から食物を探しに里へ下りてくる獣の害
などなど、問題が山積みということです。

問題ばかりを書いてしまいましたが、
都市部には無い生活の楽しみもあります。
何と言っても美味しい空気と、自然からの恵みをたくさん頂けることです。

先日、畑で出会った70代のご婦人に、
「ここはスーパーは遠いけれど、山や畑に来れば、
夕飯のおかず一品になる野菜とか山菜があるからね。」
と、わらびとタケノコを頂きました。

確かに、都市生活ではお金を介して手に入る食物が、
野山には市場価格とはまだ無縁の状態で
そこ、ここに存在しているのです。
(もちろん他の方の土地に勝手には入りませんが。)
コンクリートの上で育った私には目から鱗でした。
しかも、採れたての野菜や山菜は格別に美味しく、身体も元気になります。

最近は、野菜もだんだんと自分で作れるようになり、
地域の方や移住者との交流も増え、より生活が楽しくなりました。

都市部だけの人口増加が問題になっていますが、
過疎地域でも、自然の恩恵を受け、
ある意味豊かに生活ができること、
また東京市部や近郊には
都市の恩恵も受けつつ、自然を楽しむ生活もできる場所が割とあるということを、
お伝えできたらなと思っている、今日この頃です。

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オセロからの教訓

最近、子供に付き合ってオセロをするようになりました。

どこの家庭にもありそうな定番のゲームですが、昔から私の家にもありました。自分が子供の時には、とりあえず空いているマスに石を打ち込み、気づくと四隅を取るか取られるかして勝敗が決まっていて、奥は深そうだけどいまいちコツが分かりませんでした。
しかし、今はネットで色々な情報が手に入る時代。そして子供時代に比べ、情報収集能力も(多少は)つきました。子供相手に卑怯とは薄々感じつつも、夜な夜なこっそりとオセロのコツについて調べてみました。

初心者向けのアドバイスとしては、「序盤は自分の石を増やすな」「四隅に近いマスには軽々しく打つな」ということでした。特に、「序盤に石を増やすな」というアドバイスは新鮮でした。盤上に常に自分の石が多い方が気持ちが落ち着くので、昔はとにかくできるだけ多くの石をひっくり返せる場所に石を打っていました。しかし、このアドバイスに従い、序盤は自分の石をできるだけ増やさないように進めてみると、驚くような展開になるのです。

石が盤上の半分以上を埋める段階で、自分の石は大体全体の5パーセントくらいです。数の上では完全に敗色濃厚、まさに四面楚歌。しかし、ここからの展開が非常に鮮やかなのです。

石を増やしすぎた相手は、終盤に置く場所がなくなり、結果的に一番取られたくない四隅に私が置けるようアシストするような場所に打たざるを得なくなります。結果、四隅を取ることを起点に、これまで相手の色で埋め尽くされていた盤上がみるみる私の石の色に変わっていくのです。

オセロの勝敗を決めるのは「確定石」、つまり四隅など相手が絶対にひっくり返すことのできない石をいかに多く増やせるか、なのです。確定石ではない石は、いくら終盤まで自分の色でも、最後の数手であっという間に相手の石に変わってしまいます。まるで家来全員に裏切られた将軍のような気分です。

オセロという、一見単純ですが奥が深いこのゲームから、大切な教訓を得た気がしました。

人の生き方も、仕事も、いかに「確定石」を増やしていくか、ということが重要なのだと思います。昨日と今日で言っていることや価値観を変えてしまうのではなく、常に揺るがない基礎に着々と物事を積み重ねていくこと、また、中盤や終盤までは不利に見える展開でも、じっと耐えて最後の逆転を見据え、実際に逆転勝利を得ることを、実践し続けていきたいと思います。

と言いつつ、このコツを子供にも伝授してしまい、最近本気でも勝てなくなってきているのが気になりますが…。

退所のご挨拶

 本年3月末をもって退所いたしました弁護士の足立です。

 平成20年9月に入所をしまして、約8年半を多摩パブリックで過ごさせていただきました。右も左も分からない新人として入所し、ときどき息切れしながらも、周りの方々のご支援のもと、何とか走りきることができました。

 本年4月からは、戦友であった全東周弁護士とこれまで親交を深めてきた木村裕史弁護士という素晴らしいパートナーを得て、国分寺において新たなスタートを切りました。新事務所開始早々で、まだまだ落ち着いていませんが、少し息を整えてから、これまで以上に、多摩地域の方々を軸とした法的サービスに力を注ぎたいと思います。
プロフィール

多摩パブリック法律事務所

Author:多摩パブリック法律事務所
多摩パブリック法律事務所は、多摩地域の法的ニーズに積極的に応えるため、東京弁護士会の全面的バックアップにより設立された公設事務所です!

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